
- はじめて訪れたベトナム、ハノイ
- ハノイの交通インフラ事情
- ハノイの電力供給事情
- おわりに
ハノイ、ベトナムの首都。この街の活気とエネルギーは、一歩足を踏み入れた瞬間に感じられるでしょう。現在、ベトナムの平均年齢は35歳前後。30代半ばの若者が第一次ベビーブームの世代にあたります。これは、日本が急速に発展した1970年代と重なります。
はじめて訪れたベトナム、ハノイ
初めてハノイを訪れたのは2017年。そこで感じたのは、街と人々の圧倒的な熱気でした。クラクションが鳴り止まない中、バイクと車が道を埋め尽くし、わずかな隙間を巡りせめぎ合っています。街並みや行き交う人々に目をとめると、この国が大きく変わろうとしている兆しを、肌で感じられることでしょう。
情熱やモチベーションを失いつつあるなら、ぜひハノイを訪れてみてください。きっと新たな刺激を受けることでしょう。
ハノイの交通インフラ事情
毎年ハノイを訪れる中で、いくつか気になる点もあります。一つは交通インフラ。初めて見るベトナムの交通事情は、まさにカルチャーショック。バイクの大群が縦横無尽に行き交う様子は、まさにカオスそのもの。愛犬をシートに乗せたお母さんや、家族四人が一台のバイクに乗っている姿も日常茶飯事です。交通ルールはあるのでしょうか?
もう一つ気になるのは渋滞。特に朝夕の通勤ラッシュ時や降雨時は、目的地に辿り着けるのか不安になるほど混雑します。実際、渋滞による経済損失は数千億円にのぼると言われています。政府も道路整備や渋滞緩和策に投資していますが、数年経った今も変化は少ないように感じます。
ハノイの電力供給事情
ハノイにはさらに、電力供給の問題もあります。昨年の5月、弊社のグループ会社から電力供給が不安定になるとの連絡を受けました。急速な人口増加や経済成長による需要増、猛暑によるダム水位の低下、火力発電所の故障が主な原因です。計画停電が行われたため、在宅ワークで対応しましたが、製造業などは大きな影響を受けたことでしょう。
おわりに
クリティカルな課題に向き合いながら、どのように発展を遂げていくのか、これからも目が離せません。数年の歩みの中で確実に言えることは、ハノイは日本では体感できない確かな刺激がある場所です。今後もハノイの人々や食文化、少し変わった体験談などを少しずつ紹介していきたいと思います。